函館ベイエリアに建つ築85年の元銀行(BANK棟)と築31年の元店舗(DOCK棟)の2棟を一体的に改修したホテルです。BANK棟は1932年に銀行として建てられ、1968年にホテルへ転用、2010年以降は閉館していました。函館市の景観形成指定建築物に指定されている建物なので外観は維持・修復し、内部は銀行時代の意匠を残し客室や共用部に活かしたデザインとしています。DOCK棟は1986年に建てられた店舗兼事務所を簡易宿所に用途変更し、個室やドミトリータイプの客室、シェアキッチン等を配置しています。2棟の異なる来歴と空間的な特徴を客室や共用空間のプランニングに活かすように計画しています。
SPEC
構造
BANK棟:鉄筋コンクリート造 DOCK棟:鉄骨造