COLLABORATION-WABISABI

「construction (構造)」
Everything is made up of the most essential construction.
~すべてのもの(こと)は必要不可欠な構造を持っている~

PhilDoコーポレートロゴの生みの親でもあるワビサビさんが、この度新作書体として発表予定の「ホルモン・ゴシック」を用いてPhilDoをイメージしたタイポグラフィーポスターを制作して下さいました。本書体を用いた作品としてはこれが処女作となります。 
*参考:ホルモン書体について

HakoBA函館のエントランス

弊社とワビサビさんとのコラボレーションは、2008年竣工・パシフィックタワー札幌の館内グラフィックをスタートに、PhilDoロゴ、THE STAY SAPPORO・OSAKAロゴ、GRIDS SAPPOROやHakoBA函館-THE SHARE HOTELS-など、この12年間で数々の物件でグラフィックデザインを手掛けていただきました。過去の作品や当時のエピソードは弊社会社案内でも紹介しているこちらのインタビューページからご覧ください。

ワビサビ/工藤様からのメッセージ

前作「ホルモン」では、その有機的なフォルムから「Flesh and Blood (生身の人間)」という言葉を、その象徴とするタイポグラフィーとしてポスターにしましたが、今回はその書体の特徴を直感して頂きたく、この言葉を選びました。 「construction (構造)」このワードと、PhilDoさんの取り組みに通じるものを感じ、Everything is made up of the most essential construction.~すべてのもの(こと)は必要不可欠な構造を持っている~のコピーとともに、デザインさせて頂いた次第です。


今後もみなさまにとっての必要不可欠となれるよう精進してまいります。

2021年1月1日

ホルモン書体/wabisabi Officalsaiteより

ホルモン書体について/ワビサビ

この作品はオリジナルフォント「ホルモン」で、"FLESH and BLOOD"と書いている。どのように考え出したものなのか聞かれることがあるが、その度に上手く説明ができず後で落ち込む。◎有機的な曲線◎ちょっとグロテスクなもの◎好き嫌いが分かれるようなデザイン◎インターチェンジや道路の地図表現◎ふと気づいてゾワッとする花や果実のフォルム◎立体を少ない線で表現するむかしの漫画◎だまし絵が好き.....いろんなことが頭の中をめぐり、手を通って出てきたデザインなんだと思う。初めはテキスタイルパターンとして作り、フォントに展開し、このポスターを作った。"FLESH and BLOOD(肉体と血)"とは、生身の人間をあらわす慣用句である。翌年、世界ポスタートリエンナーレトヤマ、ニューヨークADC、台湾国際ポスターデザインアワードで金・銀・銅賞を受賞した。/Sアートディレクション&デザイン:ワビサビ 印刷:シルクスクリーン 制作年:2005